2009年1月20日火曜日

明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

久しぶりに映画館で映画観ました。
「悪夢探偵2」

前作は結構肉体的な痛みの描写が多かったけど、
今回は心理的恐怖に重きを置いてました。
依頼者の女子高生が見る悪夢と主人公の悪夢(母親との過去)
がクロスする構成。

ハンディカメラがかなり激しいので、
途中チョッとわかりづらいところもあり。
でもこの人の映画ほど意識が暴走するのをうまく描写する人を他に知らない。

塚本作品のヒロインは凛とした眼力の強い女性が多いんだけど、
今回もよくぞ見つけてきたなって感じの子。
劇中後半につれてドンドン可愛くなってくのが不思議。

松田龍平の演技が良い。
悪夢の描写とあいまって、
そりゃぁそんな悪夢ばっかし見てたら主人公のような人間になるわな、
ってのがすんなり理解できる。
あの女性の幽霊怖かったなぁ。

体育館の3列に並んでいるトイレとか幽霊のピクニックとか底がないバスタブとか空虚なマンションで目線を合わさず仕事をする母親とかのシーンが好き。

ラストシーンが素晴らしい。

夜街を歩いているときに悪夢探偵の妄想して楽しんでます。

2008年9月13日土曜日

京都

京都マンガサミット参加してきました。

会議が行われたのは京都議定書でも使われた国立京都国際会館。
今回の議題は「環境と食」

食と言うテーマは数年前から決めていたそうですが、
最近では安全性の面で語られる事が多いようで。

グルメ漫画は日本ではポピュラーなジャンルだけど海外ではそうでもないよう。
(ない事はないらしいですが)

ジャンルに限らず最近の子の漫画には食事シーンがあまり出てこないね。
割と好きだけどな、食事シーン描くの。
でも食事その物を描くのは苦手。

2008年9月2日火曜日

金沢

先日金沢の21世紀美術館にロン・ミュエック展を観に行ってきた。
どんな作風かと言うとハイパーリアルな彫刻を作る人。
ただしスケールは本当の人より大きかったり小さかったり。

前から実物を見たかったのだけど、
まさか日本で展覧会をしているとは知らず、
結構開催期間ギリギリに観にいくことに。

で、実物を見た感想は凄かった。
動かないだけでそれ以外は本当の人間のよう。

白人のピンクの斑点があるような皮膚を見事に表現している。
産毛も生えているし、肌の下には血管がうっすら透けて見える。
女性でも下手に美化することなく、下腹部のたるみなどもリアルそのもの。

硬い素材の筈なのに触れば柔らかいのではないかと錯覚するぐらい。

只残念なのは展示作品数がちょっと少なかったことと、
写真撮影が禁止だったこと。
でもいい刺激になりました。



それから美術館に常設されていたプールが面白かった。
チョッと不思議体験。
単純なトリックだけどこういうのは面白い、素敵。



せっかっく金沢まで来たので兼六園も立ち寄ることに。
こちらも大変良かった。
木々の植え方が巧みで立体的、
敷地自体にある程度高低差があるため、景観が変化に富んで美しい。

日本庭園っていいもんだなぁ、などと柄にもなく感心。

思いの他充実した金沢でした。

2008年8月12日火曜日

水の使い

1992年
リイド社 恐怖の館DX VOL3号 
「水の使い」

この作品には特に思い入れは無い。
今ならもう時効だろうけど原案は編集さんが考えた物。
それを下敷きにもっと話を考えたかったけど、
色々あって納得のいく物にはならなかった。

そんなわけで絵やネームに関してははっきりいってやっつけ感が強い。
絵に関しても背景などもかなり手抜きで今見ても見るべき所が無い。

強いて言えば美形のキャラが敵味方で戦うのが自分の漫画としては珍しいかも。
自分の中ではあまり世間に知られたくない作品に入ってしまうが、
自分の名前で発表されてしまった物は仕方が無い(苦笑

2008年3月20日木曜日

卒業式


あまりにも放置気味なので近況でも。

講師の仕事上、最近立て続きに卒業式に出席、謝恩会なんかで朝帰りというパターンをくり返す。
でも気分はいいもんです。

なんだかんだで一番感慨深いのは母校の卒業式ですけど。

と思ってたら今度は入学式じゃないですか。
1年に数回しか着ないスーツ姿は正直肩がこる。
来期からは又行く学校が一つ増えるのでちょっと大変。

日数的には普通のひとよりもまだ余裕がある筈なんだけど。

イラストは卒業生に配った物をちょっと手直ししたもの。

卒業生の皆さん卒業おめでとう、
そして不完全なイラストのプレゼントで申し訳ない(苦笑

2007年12月6日木曜日

香港 3日目

朝食を済ませた後あわただしくチェックアウト。
バスでサイバーポートまで移動。
午前中は各国のマンガについての地区報告などや原画展の開幕式。
なぜサミットの3日目になって開幕するかは謎。

移動中のバスで原画展についての説明が。
帰国の関係で絵を見る時間があまり取れなくなったとの事。
それから原画展の図録を香港側で作成する筈が、
いざ作られた物は日めくりカレンダーだったこと!
原画展のスペースがせまく展示されている絵に限りがあることなど。

なんかチョッとグダグダだけどそれも香港らしいのか。
今日はもうサイバーポートからは空港に戻るだけ。


一応会議の内容なども少し。
今回の会議のテーマは「デジタル」

海外ではデジタルでマンガに接する事が多くなってきている。

中国や韓国ではネットでマンガを読むことがある程度定着しているが、
まだ利益を出すモデルはそれほど確率されていないらしい。
主に広告収入がメインなためマンガ自体は無料で読めるので、
逆に読者はマンガにお金を中々出さない様子。

ココから個人的な雑感。

中国も韓国も人材育成に力を入れているため絵がうまい人は沢山いる様。
ただやはりストーリーやキャラを作る力はまだまだ弱いかと。

それに発表媒体が日本に比べると圧倒的に少ないし、自国でマンガ雑誌を作るよりも
日本のヒット作品を輸入した方が簡単に収益を上げられるのも確か。

中々自国の漫画家を育てるのは難しいかと。
日本のマンガ事情というのは流通を含めかなり特殊だろうし。
むしろ自国で漫画家デビューを目指すよりも
日本の雑誌に載りたいという漫画家も多いのでは?


会議の後は閉幕式。
昔日本のCMでも見た砂絵によるアート。
コレは写真で見てもピンとはこないだろうけど綺麗で良かった。


その後原画展の展示会場まで移動。
テープカット。
(写真はテープカット前にのぞき見させてもらったもの。)
スペースの関係で展示できなかった絵はモニター表示。
そんな無茶な。

写真中央にあるパンダのオブジェは今回参加した漫画家さんたちが
記念に絵を描くためのもの。
原画展が終わると一年かけて香港の主要な場所を巡り、その後保存展示されるそう。

あわただしくバスで移動、一路空港へ。
空港でも思ったより時間が無く、土産物もあまり買えず、残念。


そんな感じの香港でした。

香港 2日目②

食事の後再び地下鉄に乗って今度は中環まで移動。
先ほどの旺角よりも都会的な街。
相変わらずの情報量に飲み込まれながら街を散策。

石造りの坂道の両脇に露店がずらりと並ぶ様は中々壮観。
このあたりは西欧的な建築も多く一部だけ見るとまるでヨーロッパ。
英語表記が主な店も結構あり。
西欧人の姿も目立ちました。


途中祭事(盆?)とかで使う道具や飾りを売っているお店に立ち寄る。
大きな金魚の飾りが目に付きました。
赤を主体とした色使いが鮮やか。


この後本来ならばサイバーポートで行われるディナーに合流する筈だったけれど、
宿泊先のホテルの近辺で済ませようという話に。


帰り道で市場の中を通過。
様々な食材が空間恐怖症の如く売られている。
さすが食の国。

地下鉄に乗りホテルのある炮台山まで移動。
しばらく休憩したあとに夕食のため外出。
起床していたN君も一緒に同行。


この辺はまだおとなしいんでしょうがそれでも夜の香港は綺麗。

途中K先生たちがお金を街の両替所で換金、
後で知ったんだけど一番損なのは空港で換金する事でニ番目にホテル。
ベストなのが銀行か街の両替所なのだとか。
店にもよるでしょうが意外と街の両替所は良心的なレートで換金してくれるらしいです。

適当なお店で食事。
食べた物は鶏料理とカタヤキソバ的なもの。
それから蟹をカレーとハルサメで仕上げたような料理。
始めはカレーの辛さにびっくりしたけど結構癖になる味。
ソフトドリンクはレモンティーが一般的な様。
味はかなり甘い。

後で聞いた話ですがサイバーポートのホテル、
「ル・メリディアン」で行われたディナーはかなり豪華だったようです。
そっちも食べてみたかったなぁ。


その後はホテルに戻りしばらく談笑。
買出しに出たスーパーではもうガンダムOOのプラモが売っててびっくり。
後、日本のお菓子(正規品)がそのまま輸入されてかなり売られてました。

一昔前では香港といえば海賊版のイメージだったけど今では表立ってみる事は無い様子。



そんな感じで2日目終了。
明日はもう帰国。