2007年8月19日日曜日

Michael Schumacher The last race


Tribute to Michael Schumacher - Brasil 2006 - The last race
(music)The Killers - Smile Like You Mean It

去年のシューマッハのラストレース。

2006年イタリアGPで引退を表明したシューマッハはタイトル争いでアロンソと競っていた。
シーズンも終盤、引退という事もあって世論もFIAもシューマッハにタイトルを望んでいるようだった。
色々あったが流れは完全にシューマッハのもの。

しかし鈴鹿でシューマッハはエンジントラブルによりまさかのリタイア、ノーポイント。
アロンソは鈴鹿でタイトルを実質決定的なものにした。

最終戦ブラジル、依然としてフェラーリは速さを維持していたし何も無ければシューマッハは優勝で引退を決めていただろう。
しかしここでもシューマッハに予選でトラブル。
Q3でマシンに異変、最終アタックが出来ずグリッド中盤からのスタートになってしまう。

だが決勝では圧倒的な速さを見せあっという間に上位に回復。
しかしフィジケラをパスしたときに今度はタイヤバースト、一気に下位に落ちてしまう。
今までトラブルとは無縁のシューマッハだったのに…何か絶望的な気分になる。

けれどもこれが無ければ平凡な引退レースになっていただろう。
タイヤを交換してからのシューマッハはそこから鬼神のごとき速さでオーバーテイクの連続を観客に見せてくれたのだから。
特に対フィジケラ、ライコネンとのバトルは鳥肌物。
ライコネンとのライン一本を残しての駆け引きは本当のプロ同士ならでは走りだった。

今までピット戦略で優勝を飾ってきたシューマッハが最後にオーバーテイクショウを見せてくれたのは少し皮肉な話。
表彰台にこそ届かなかったが4位という結果も素晴らしい。

2007年8月9日木曜日

HUMAN SYSTEM

1992年
サウスno.15
「HUMAN SYSTEM」

掲載順でいくとこちらの方が先だけど作画は「DEBUG」の後。

この作品は珍しく原作無しのオリジナル、しかしとても褒めれた内容ではない。
とにかくこの頃の自分は雰囲気だけで話、というかページを埋めてしまう傾向があり、漫画で一般的に重要と言われているようなキャラクター性やストーリー性とはほぼ無縁の仕上がりになっている。

今思い出してみてもこれを掲載してくれた編集さんの判断には頭が下がる。
(一応当時からこれではいけないという自覚はあったけど)

とにかく話がわからない、主人公は何かと戦っているんだけど理由が無い、只なんとなくたそがれている、それだけの内容。
劇中では説明されていないけど、自分の中では現実の裏側で怪物とずっと戦っている種族が居るとか、何かそんな設定だったような気が。

今見るとヒロインの髪型が凄く変。
当時黒髪が描けなくて苦労してた事を思い出す。背景を描いてるのはいいがキャラクターの立ち位置がわかるような構図が殆んど無いのは偶然ではないだろう。
そーいう部分も含めて現実感が希薄な作品。

でも怖いのは今オリジナルを描いてもこれと大して変わらないような気がする事。