2009年1月20日火曜日

明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

久しぶりに映画館で映画観ました。
「悪夢探偵2」

前作は結構肉体的な痛みの描写が多かったけど、
今回は心理的恐怖に重きを置いてました。
依頼者の女子高生が見る悪夢と主人公の悪夢(母親との過去)
がクロスする構成。

ハンディカメラがかなり激しいので、
途中チョッとわかりづらいところもあり。
でもこの人の映画ほど意識が暴走するのをうまく描写する人を他に知らない。

塚本作品のヒロインは凛とした眼力の強い女性が多いんだけど、
今回もよくぞ見つけてきたなって感じの子。
劇中後半につれてドンドン可愛くなってくのが不思議。

松田龍平の演技が良い。
悪夢の描写とあいまって、
そりゃぁそんな悪夢ばっかし見てたら主人公のような人間になるわな、
ってのがすんなり理解できる。
あの女性の幽霊怖かったなぁ。

体育館の3列に並んでいるトイレとか幽霊のピクニックとか底がないバスタブとか空虚なマンションで目線を合わさず仕事をする母親とかのシーンが好き。

ラストシーンが素晴らしい。

夜街を歩いているときに悪夢探偵の妄想して楽しんでます。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

「嫌だ嫌だ・・・」
ぼやきながらも立ち向かう事を余儀なくされ、他者の抱える傷によって自分も深い絶望の中へ
と落ちて行かざるをえない彼の姿は、決して強
くないものの、心打たれる何かを感じますね。

サイコダイブ物は作り手のイメージ喚起力の有
無如何によって、傑作にも駄作にもなりえます
が、ターセムの『ザ・セル』で提示された感性
に対抗出来る感性を持った日本の監督は、黒沢
清監督や塚本さんを含め数少ない気がします◎

sakura3 さんのコメント...

『ザ・セル』面白かったですね。
あの監督さんは確かインド出身らしいんですけど、インドとハリウッドが組み合わさると結構不思議な雰囲気がでるみたいです。
ナイト・シャマラン監督とか。

只居るだけで怖いって表現は日本人が一番だと思ってます(笑
黒沢さんの『回路』とか『キュア』とか怖かったですね。