2007年9月5日水曜日

異国の目


Madonna - Jump



The Killers - Read My Mind



My Bloody Valentine - Sometimes - Lost in Translation


ロケ地は日本の筈なのに外国人が撮るとまるで別の国を見ているみたいだ。
不思議と映像に現実感が無い。

外国人には特に日本のネオン街が印象的に見えるらしい。
日本人からすると美観的にあまりいいもんじゃない印象なんだけど。

こうやってみるとまるで日本はオモチャ箱をひっくり返した様な国みたい。

2007年8月19日日曜日

Michael Schumacher The last race


Tribute to Michael Schumacher - Brasil 2006 - The last race
(music)The Killers - Smile Like You Mean It

去年のシューマッハのラストレース。

2006年イタリアGPで引退を表明したシューマッハはタイトル争いでアロンソと競っていた。
シーズンも終盤、引退という事もあって世論もFIAもシューマッハにタイトルを望んでいるようだった。
色々あったが流れは完全にシューマッハのもの。

しかし鈴鹿でシューマッハはエンジントラブルによりまさかのリタイア、ノーポイント。
アロンソは鈴鹿でタイトルを実質決定的なものにした。

最終戦ブラジル、依然としてフェラーリは速さを維持していたし何も無ければシューマッハは優勝で引退を決めていただろう。
しかしここでもシューマッハに予選でトラブル。
Q3でマシンに異変、最終アタックが出来ずグリッド中盤からのスタートになってしまう。

だが決勝では圧倒的な速さを見せあっという間に上位に回復。
しかしフィジケラをパスしたときに今度はタイヤバースト、一気に下位に落ちてしまう。
今までトラブルとは無縁のシューマッハだったのに…何か絶望的な気分になる。

けれどもこれが無ければ平凡な引退レースになっていただろう。
タイヤを交換してからのシューマッハはそこから鬼神のごとき速さでオーバーテイクの連続を観客に見せてくれたのだから。
特に対フィジケラ、ライコネンとのバトルは鳥肌物。
ライコネンとのライン一本を残しての駆け引きは本当のプロ同士ならでは走りだった。

今までピット戦略で優勝を飾ってきたシューマッハが最後にオーバーテイクショウを見せてくれたのは少し皮肉な話。
表彰台にこそ届かなかったが4位という結果も素晴らしい。

2007年8月9日木曜日

HUMAN SYSTEM

1992年
サウスno.15
「HUMAN SYSTEM」

掲載順でいくとこちらの方が先だけど作画は「DEBUG」の後。

この作品は珍しく原作無しのオリジナル、しかしとても褒めれた内容ではない。
とにかくこの頃の自分は雰囲気だけで話、というかページを埋めてしまう傾向があり、漫画で一般的に重要と言われているようなキャラクター性やストーリー性とはほぼ無縁の仕上がりになっている。

今思い出してみてもこれを掲載してくれた編集さんの判断には頭が下がる。
(一応当時からこれではいけないという自覚はあったけど)

とにかく話がわからない、主人公は何かと戦っているんだけど理由が無い、只なんとなくたそがれている、それだけの内容。
劇中では説明されていないけど、自分の中では現実の裏側で怪物とずっと戦っている種族が居るとか、何かそんな設定だったような気が。

今見るとヒロインの髪型が凄く変。
当時黒髪が描けなくて苦労してた事を思い出す。背景を描いてるのはいいがキャラクターの立ち位置がわかるような構図が殆んど無いのは偶然ではないだろう。
そーいう部分も含めて現実感が希薄な作品。

でも怖いのは今オリジナルを描いてもこれと大して変わらないような気がする事。

2007年7月31日火曜日

music



ニコニコ動画のアカウントを持ってる人はどうぞ。
気に入った曲があるとちょっと嬉しいかも。

Chris CunninghamのPVはちょっとグロいので、そーいうのが苦手な人は避けてください。

2007年7月18日水曜日

Sato overtakes Alonso


2007 F1 canada GP

このレースは途中クビサの大クラッシュ以降セーフティーカーが4回も出る異様な展開に。
また今年から変わったルールの変更によりピット戦略がより混乱、正確な順位がわかりづらく不可解なペナルティなどが発生した。
(アロンソがセーフティーカー中にピットで給油のためペナルティ、マッサ、フィジケラはピット出口の信号無視により失格)

その中で見せたレース終盤、琢磨のアロンソをオーバーテイクしたシーンは感動。
こういう一瞬があるから観るのを止められない。

2007年7月15日日曜日

DEBUG

1993年 
ウィングス2月号
「DEBUG」
原作 宇治谷順

デビュー作が雑誌の廃刊と共に連載が終わってしまった為、新創刊の雑誌で連載する予定だった漫画。
結果的には新しい雑誌が出る前に出版社が倒産したため原稿は一旦中に浮く形に。
でもアマチュア時代にウィングスに投稿していた事がきっかけでウィングス本誌に転載して頂いた。
原作はデビュー作と同じ宇治谷氏。
この作品からかなり絵柄が変わっている。
この頃多田由美の漫画を知り衝撃を受ける。

以前から上條淳士、大友克洋の絵も好きだったけど、多田さんの絵はそれを上回るインパクトがあった。
構図、デッサン、表情、ペン線、空間などあらゆる部分が高い完成度を誇っており、それまでに感じた事がない物を多田さんの漫画で体感してしまった。

勿論付け焼刃で多田さんの絵を真似しても確かなデッサン力がなければ様になる筈もなく、結果的にはヒョロヒョロした不安定な線で構成された見れたものではない絵に。

この時期から1年間(もっと?)ぐらいの絵は正直自分でもあまり客観的には見れない。
背景に関しては質感表現などにこだわって結構トーンを頑張ってるかと。

無理して背伸びして描いた絵にはやはり無理がある。

2007年5月19日土曜日

デビュー

1992年
石ノ森章太郎・原作/宇治谷順・脚本
「BRUE ZONE 天空魔界」

これがデビュー作、当時勤めてた事務所の営業の結果、専門学校を卒業して間もなくデビュー作が雑誌に載る事に。
石ノ森章太郎の作品「ブルーゾーン」のリメイク。

制作期間は丸々ひと月くらい、事務所の意向で1日1枚確実に仕上げていく形で作画した。
原作だけど、当時はまだ怖いもの知らずなところもあったので結構勝手に変更している。
特にキャラクターの解釈とか。
普通なら怒られるところだけど脚本家の方が理解のある方で
「原作は呼び水みたいなもの、きっかけになればいいんですよ」
と言って下さったのは今思うと本当にありがたい。

しかしこれが出た後ネオファンタジー誌は廃刊、
その後間もなくして大陸書房自体が倒産してしまった。

絵柄自体は同人からそんなに変化していない。
背景とかは写真を元にかなり頑張って描いた。
まだ線の強弱とかイマイチわかってないしキャラのデッサンもまだまだ不安定。