2007年8月9日木曜日

HUMAN SYSTEM

1992年
サウスno.15
「HUMAN SYSTEM」

掲載順でいくとこちらの方が先だけど作画は「DEBUG」の後。

この作品は珍しく原作無しのオリジナル、しかしとても褒めれた内容ではない。
とにかくこの頃の自分は雰囲気だけで話、というかページを埋めてしまう傾向があり、漫画で一般的に重要と言われているようなキャラクター性やストーリー性とはほぼ無縁の仕上がりになっている。

今思い出してみてもこれを掲載してくれた編集さんの判断には頭が下がる。
(一応当時からこれではいけないという自覚はあったけど)

とにかく話がわからない、主人公は何かと戦っているんだけど理由が無い、只なんとなくたそがれている、それだけの内容。
劇中では説明されていないけど、自分の中では現実の裏側で怪物とずっと戦っている種族が居るとか、何かそんな設定だったような気が。

今見るとヒロインの髪型が凄く変。
当時黒髪が描けなくて苦労してた事を思い出す。背景を描いてるのはいいがキャラクターの立ち位置がわかるような構図が殆んど無いのは偶然ではないだろう。
そーいう部分も含めて現実感が希薄な作品。

でも怖いのは今オリジナルを描いてもこれと大して変わらないような気がする事。

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